
探訪:2022.10
駅周辺の街並み。
町長・市長などを務めた桜井家の住宅建築ほか、戦前の建築がわずかに残る。
探訪:2022.10
南美唄は三井美唄炭鉱、三菱美唄炭鉱の企業城下町として栄えた地区で、現在でも炭鉱住宅や事務所の歴史的建築が多数現存している。中央通りを挟んで東側と西側に地区が分かれており、西側は下見板張りで1棟の建物に複数世帯が居住する長屋タイプ、東側はドイツ壁や洋風窓など意匠の凝った戸建ての住宅が見られた。
南美唄地区にはコンビニエンスストアや大型スーパーのような施設がないため、生活用品販売の移動販売トラックが巡回している。そこで買い物にこられていた元炭鉱職員の方とお話しすることができ、賑わっていた頃の街の様子や、吹雪の日の生活など思い出深い話を伺うことができた。
その方も元々はカメラが趣味で、フィルムカメラを所有していたが足を悪くしてからは遠出ができず、少し昔に美唄駅近の商店にカメラを預けたということだった。「KONIKAの古いフィルムカメラだ。よければ見ておいで」と声をかけていただきその場を後にした。
教えていただいた店へ向かうと、予想に反して現代風の洒落た理髪店で、確かに棚にいくつかフィルムカメラが並んでいる。KONIKAのカメラは1台しかなかったのですぐに分かり、その古びた機体を記念に写真に撮らせていただいた。